【スポーツ口コミ】ボクシングの減量とダイエットの大きな違い | 競技人口が少ないマイナースポーツ応援団
【ボクシングと減量】
私は幼稚園の頃からボクシングをやっており、競技歴16年目になります。
中学生から実践練習が入り、今までのトータル試合数は100試合を超えています。
もちろん、この100試合、全て減量を行っています。
少なくて3kg、多くて8kgの減量に成功しています。
この話を友人や初対面の人にすると、とても驚きます。
特に女性は喰い付いてきますね。
どうすればそんなに体重を落とせるのか。
どのくらいの期間で落とすのか。
など、色々なことを聞かれ、「私も痩せたいから教えてほしい!」と言われます。
しかし私は、長期的に痩せたいのであればボクシングの減量は向かない、一時的に痩せたいのであれば減量方法を教えると答えます。
【ボクシングとリバウンド】
ボクシングの減量は、計量の時に、体重が決められた体重まで落ちていればいいだけの話です。
そのため、その後のリバウンドが大きいのです。
更に、ボクシングの減量を何回も行うと、減量を始めた時に体が守りの状態に入りやすくなります。
脂肪を蓄えようとするので太りやすい体質にもなってきます。
しかしダイエットは主に食事を改善し、痩せやすくなる、又は太りにくくなる体を作ることが目的になります。
ここが減量とダイエットとの大きな違いになると思います。
実際にボクサーは計量が終わった後の食事で、3kgから5kgはリバウンドします。
例えるなら、ボクサーの減量前の体を、濡れたスポンジだと思ってください。
濡れたスポンジは絞ると水が出てきて、だんだんと軽くなっていきますよね。
ボクサーはこのスポンジの中の水を限界まで出し切って計量に臨みます。
しかし、限界まで水を出し切ったスポンジは、水に浸すと一気に水を吸収して重たくなりますよね。
これが計量後のリバウンドになるのです。
【太りにくいダイエットとは?】
ダイエットでは、このスポンジの中の水を少しずつ長い期間をかけて減らしていきます。
それと同時にスポンジの大きさも、少しずつ小さくしていくのです。
すると、小さくなったスポンジは、大きなスポンジよりも水を吸収する量が減ります。
ということは、太りにくくなっているということになります。
一般の方はスポンジの中の水を出すことと、スポンジ自体を小さくすることを同じようなことだと思っています。
結果的にリバウンドしてしまうダイエットになってしまうことがあります。
【ボクシングのトレーニング動画】
【ボクシングとダイエット】
どうすればスポンジを小さく出来るのかと言われます。
厳しい言い方をすると、痩せたいという気持ちがどれほど強いかにあると思います。
この点だけはボクシングの減量もダイエットも共通しています。
私も減量する人とダイエットする人を見てきました。
本当に痩せると心に決めた人は、とことん自分を追い詰め、1ヶ月後には見違える程痩せています。
ダイエットに成功した人に話を聞くと、食事は量を減らしたけど、基本的に好きなものを食べていたと聞きました。
これを聞いた時に、やっぱり痩せたいという気持ちだなと思いました。
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