スペイン南部のアンダルシア地方に伝わる芸能で、歌、踊り、ギター伴奏が主体の【フラメンコ】のルール、費用、必要な道具など | 競技人口が少ないマイナースポーツ応援団
フラメンコは、スペイン南部のアンダルシア地方に伝わる芸能で、歌、踊り、ギターの伴奏が主体となっています。
フラメンコの歴史と発展にはヒターノ(スペインジプシー)が重要な役割を果たしていて、さらにさかのぼると、ムーア人の影響もみられるようです。
激しいステップ、掻き鳴らされるギター、ふりしぼるような、東洋的旋律の歌など、なぜか日本人の琴線に鋭く触れてくるフラメンコはスペイン南部のアンダルシアで生まれたようです。
強い光と陰の一面のひまわり畑に青い空、闘牛そしてフラメンコ、ヨーロ ッパに属しながらアラブの影響を色濃く残すアンダルシアの風土・文化は、外国人にとって スペインという国のイメージそのものと言えるとおもいます。
その中でもフラメンコは、インドを起源として西に流れてきたロマ族(ジプシー=スペイン語でヒターノ/gitano)やスペインにかつて君臨したアラブ系民族、そして在来のアンダルシア人達の民族芸能が融合してできた、ある意味とてもユニバーサルな芸術のようです。
【フラメンコの基本のルールについて】
フラメンコにはリズム(コンパス)や曲調によって多くの種類があります。
- ソレア (Solea)はsoledad (孤独)が由来とされ、フラメンコの最も古い形といわれる、深みと威厳のある曲種です。
- シギリージャ (Siguiriya)は変拍子風の複雑なリズムを持つ、簡素で厳格な曲調であり、カンテは嘆きを表現する奥深いものです。
- アレグリアス (Alegrias)はalegre(喜び)という語源通りの明るく陽気な曲種で、ダイナミックで爽快なバイレが特徴です。
- ブレリア (Buleria)はburla(あざけり)が語源といわれ、最もテンポが速い曲種であり、激しい曲調を持ち、宴の締めによく使われます。
- セビジャーナス (Sevillanas)はセビージャ発祥の舞踊曲が起源で、4曲で1セット、明快な曲調で、ステップは易しく、バイレの入門曲に使われます。
- タンゴ (Tango)はカディス発祥、2拍子でノリのよい明るい曲種。アルゼンチン・タンゴとは別種で、宴の締めによく演奏されます。
- タンギージョ (Tanguillos)は小さなタンゴの意で、タンゴよりも速く、ユーモラスで愛嬌あふれるバイレが特徴です。
【フラメンコに掛かる費用や用品について】
フラメンコに必要な衣装やシューズはフラメンコ用品の通販などで買うことが出来ます。
ただ、すごくお洒落で込んだものが多いため衣装も結構な値段がするでしょう。
高いものでも80000円の物や、90000円の物が普通に売られています。
一式揃えるとしたら100000万円くらいはするんでは無いでしょうか。
【フラメンコの出来る場所は?】
日本でも昔から人気があるフラメンコです。
ちなみに、創世記を築いたのが、河上鈴子、勝田保世といった明治初頭生まれの先人達で、シベリア鉄道で一ヵ月かけてスペインに入り、骨をうめる気で研贊を積み、地元のスペイン人と渡り合って仕事をしてきたのは、今の50~70代の日本人アーティストたちのようです。
現在では5万人とも言われるフラメンコ愛好家人口ですが、スペインが地の果てだった時代には 想像もつかなかったことだと思います。
いまの日本では、スペインに次ぐ位、フラメンコ好きな国として世界中から認められているようです。
そんな、フラメンコ教室も各地に多数あり、若者からお年寄りまでが、楽しめるダンスでしょう。
興味のある方はぜひ機会があれば体験してみてください。
【フラメンコの動画】
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