ブラジルの奴隷達が練習していた格闘技と音楽である【カポエイラ】のルール、費用、必要な道具など | 競技人口が少ないマイナースポーツ応援団
カポエイラはブラジルの奴隷達が練習していた格闘技と音楽です。
ダンスの要素が合わさったブラジルの文化のようです。
2008年にブラジルの無形文化遺産として指定され、2014年11月にはユネスコによって無形文化遺産に登録されました。
【カポエイラの基本のルールについて】
- 基本的に、技は足技がほとんどで、それらはジンガとよばれる基本ステップの中から繰り出されます。
- 手を使うのは防御の最終手段のようで、普通は体全体をさばいてよけます。
- 攻撃も防御も円運動を中心に構成されていて、逆立ちや宙返りといったアクロバットも少なくないようです。
- カポエイラの楽しさは、技のやりとりの中で相手のミスを誘い、スキをつき示していくところです。
- 力の強弱はさほど問題にならないため、筋肉もりもりの男性が、か弱い女性に手玉に取られるということが頻繁に起きることもあります。
- カポエイラは肉体を使ったチェスだと喩えられることもあり、それはまさに頭脳プレーなのです。
- 上達の秘訣は、冷静な判断力とリズム感です。
- 基本的に技を直接相手に当てることはせず、むしろ技を止められる(コントロールできている)ところがテクニックとして評価されます。
遊びの要素を多分に持っているため、顔の表情で相手をからかったり、巧みなフェイントで相手を攪乱する技術も大きな見どころのようです。
なので、はっきり勝ち負けをつけることがなく、スポーツ化されてから、ポイント制やノックダウン制のトーナメントを行うグループは存在するものの、伝統的にカポエイラには試合という形式がありません。
ホーダ(カポエイラをする円)では何回「負けて」も常にチャンスはなくならず、ここに男も女も子供も大人も一緒に楽しめる秘訣があるようです。
【カポエイラに掛かる費用や用品について】
カポエイラに必要な用品のようなものは基本的には無いようです。
体を使ったスポーツですので、費用もそれほどかからないでしょう。
ただ、もし本格的にカポエイラをするのであればカポエイラカウサ道着というものもあります。
足技が基本ですので、上下ではなくズボンだけになりますが、だいたい8000円くらいで買えます。
【カポエイラが出来る場所は?】
日本でも親しまれているカポエイラは、全国でも多数のカポエイラの道場やクラブなどもあるようです。
練習費用についても、ピンキリですが団体で行っているクラブなどでは月額1000円程度で行っているところもあるようです。
子供から大人まで楽しめるカポエイラですので、一度は体験してみたいものです。
【カポエイラの動画】
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