人が持つ本来の身体能力を引き出し追求する方法の【パルクール】のルール、費用、必要な道具など | 競技人口が少ないマイナースポーツ応援団
パルクールはフランス生まれのスポーツのようです。
そのルーツはアフリカのある民族までさかのぼります。
自然の中に住んでいるその民族は、かつて人間が猿として木の上で生活していた時と同じように、とても身軽で丈夫な体を持っていました。
その野生の動物のような動きを見たフランスの元海軍将校はとても関心を持ち、自国の学校の体育授業でその動きや考え方を取り入れ「メソッドナチュラル」と名づけました。
メソッドナチュラルはたちまちフランス中に広まり、軍事教育に取り入れられ、やがて子どもたちの「遊び」そして「スポーツ」としてパルクールという名で普及してきたようです。
パルクールは移動動作を用いて、人が持つ本来の身体能力を引き出し追求する方法で、 壁や地形を活かし、走る・跳ぶ・登るなどの動作を複合的に実践する事で、生活やスポーツに必要なすべての能力を鍛えて行きます。
動きを規定するルールは無いため、競技ではなく自主的な運動として実践されているようです。
また中にはパルクールを一種の哲学だと捉えるものもいれば、芸術と捉えるものも多くいるため、ただ一概にスポーツと呼ぶことは難しいようです。
【パルクールの基本のルールについて】
- 基本的には、共通して必要なのは筋力です。
- 筋肉がしっかり育っていないと、技として完成しないばかりでなく、ケガが起こりやすくなります。
- 着地の技をランディングというんですが、ランディングを上手くできるようになっても着地時の何トンという衝撃を体に受けるのでそれに耐える筋力はどうしても必要となってくるようです。
- パルクールを始める前に1年間は筋トレだけしろと言っている人もいるくらいです。
- 現実的には、簡単な技の練習をしながら、筋トレも両立していくことが大切だといえます。
【パルクールに掛かる費用や用品について】
パルクールには、なんの道具や用品も必要ありません。
そのため、動きやすい服装で行うことが一番重要となります。
やはり、いろいろな障害物や高い塀の上などからジャンプしたりしますので服装が大切になってきます。
そのぶん、お金もかかることなくほとんどと言っていいほど無料で出来るスポーツでは無いでしょうか。
【パルクールが出来る場所は?】
パルクールを始めるにあたり、日本でも日本パルクール協会などもあり徐々に普及されてきているスポーツのようです。
しかし一人では周りの目が気になったり、動画投稿サイトに出回っているパルクールの映像は難易度が高く入門者には参考にならないかもしれません。
そのような場合は、まず各地域で行われている最寄のパルクール練習会や教室に参加してみましょう。
因みに日本で行われているパルクールの練習の多くは、参加申込が必要なく無料で開催されている事が大半です。
そして、プレイヤー同士の繋がりを築いたり基礎を教わるにはうってつけです。
また、住んでいる地域からは遠く、とても参加できないという人の為にNaGaReではYoutubeアカウントにおいて映像教材を公開しているようです。
日本には数十団体が全国でパルクールをやっているようですが、どれも3~4人の少人数のところが多いです。
都市部では、10人以上で活動しているところがあるので都市部に住んでいる方は参加してみるといいかもしれません。
中学生から外国人、女性の方もいるようで、上手い人はとんでもなく上手いですけど、無理はしない、させない、がモットーのスポーツ。
初心者には簡単な技から教えてくれ、いい運動になるかもしれませんね。
【パルクールの動画】
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