【スポーツ口コミ】ボクシング観戦ではここに注目! | 競技人口が少ないマイナースポーツ応援団
【一味違うボクシング観戦】
最近になってボクシング中継が増えてきた気がしますが、世間の盛り上がりに乗じて「一味違うボクシング観戦」をご紹介したいと思います。
一口にボクシングと言ってもただの殴り合いではなく、それは完成されたアートの一つだという事がよく分かるでしょう。
【ボクシング観戦する上で試合中に注目する所】
それでは試合中にどんなところに注目しているとよりボクシングを楽しめるのかについて触れていきたいと思います。
たとえばボクサーが試合中に相手の周囲をクルクルと回っている事がありますよね?
あれはなぜでしょう?
ボクシングでは当然のごとく相手に打撃を与えるわけですが、自分のパンチが届く距離というのは、当然相手のパンチも届く距離である事が多いわけです。
ましてやボクシングは近い体重の選手同士が闘うわけですから、リーチ(腕に長さ)だって似たような数字になっている事がほとんどです。
そうなると相手の正面に立つと、相手のパンチをもらってしまうリスクがあるわけです。
ボクサーはなるべく自分だけが殴れて相手が反撃出来ない状態になりたいわけです。
そうしないと自分が倒れてしまう可能性がありますからね。
だからボクサーは自分だけが攻撃出来る位置、つまりは相手のサイドに回りこもうとするわけです。
その結果が足を使って相手選手の周囲を旋回するという行動に繋がるわけですね。
相手のサイドに取れれば、パンチの軌道の外側から自分だけ攻撃する事が出来ます。
このチャンスを試合中に何回も作る事により、ボクサーは自分の攻撃だけを当てる回数を地道に稼いでいくわけです。
また、良いポジションを取る以外にもフェイントの駆け引きというものがあります。
ボクサーは普段からパンチを避ける練習をしていますから、いかにも「今からパンチを打ちますよ」という風に打った打撃は当たりません。
ちなみにそういうパンチをテレフォンパンチと言います。
それではどうやってパンチを当てるのか?
ボクサーはフェイントを使ってパンチがどのタイミングで出てくるのかを隠しながら攻撃していく事になります。
これが駆け引きです。
当然の事、前述の良いポジションを取った選手の方が駆け引きには有利です。
安全な場所にいる分だけ精神的な余裕があるからです。
【要素を注意深くみるだけで、ボクシング観戦は楽しくなる】
このようにちょっとした要素を注意深く見るだけでボクシング観戦はとても楽しくなります。
選手同士がどのような駆け引きをしているのか。
単なる殴り合いという要素を超えた先にある勝負をご堪能下さい。
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