2組の騎馬隊がヤギをボール代わりにして奪い合う競技【ブズカシ】のルール、費用、必要な道具など | 競技人口が少ないマイナースポーツ応援団
ブズカシは2組の騎馬隊がヤギをボール代わりにして奪い合う競技です。
アフガニスタンの国技のようです。
ペルシャ語で「ヤギを引きずる」という意味で名ずけられたようです。
もともと、生きたヤギを引き回していたようですが、後にヤギの皮に砂を詰めて使うようになりました。
アフガニスタンオリンピック連盟によって、公式ルールが定められていて、カーブルでの大会を除くと公式ルールどおりに競技がなされていない場合も多く、北部地域では公式ルールに従って競技が行われることはほとんどありません
相手の騎手を故意に鞭で叩くこと、馬上から相手の騎手を故意に突き落とすことは禁じられています。
【ブズカシの基本のルールについて】
- オリンピック連盟のルールによると、競技場は正方形で、外側のラインが一辺400メートル、内側には一辺350メートルの警告ラインが引かれるものとされており、その中にはさらに2つの円が描かれています。
- 試合は、馬に乗った審判が反則をとるときにだけ使われるペナルティ・ライン(内側のライン)にあるスターティング・サークルの中から始まります。
- 目標となるのは、子牛をスコアリング・サークルの中に落とすことで、一回のゴールで2点が加えられます。
- 競技場の一方の端には、ゴールした後再びスコア リング・サークルに入れる前に、子牛を一度戻さなければならない地点を示す旗の列が立っています。
- そして仔牛を持って旗の列を越えたチームには、1点が加算 されます。
- カーブルで行われるブズカシ選手権では、選手は各チーム10人に限られていて、前半の45分間を選手5人で競技し、残りの5人は後半戦に出場します。
- 競技委員長が試合を取り仕切り、試合時間の延長と選手や馬の交代を許可する権限を持ち、ハーフタイムは15分間のようです。
- 審判の笛の合図で両チームはスターティング・サークルに置いてある首のない子牛に近づき、選手たちが子牛を掴めるようにするため、馬は荒々しく鼻を鳴らして後ろ足で立ちながら有利な位置につこうとします。
- チョパ・アンドーズは、宙に浮いた蹄から身を守るため、長い皮のブーツを履いていて、また転落防止のために足がしっかりとあぶみ鐙に固定されるように、ブーツには極度に高い踵がついているようです。
観衆の目には、試合はまったくの無秩序に見えるようです。
ルールの簡単さも競技中のすさまじいプレーの中で失われてしまいますが、あるチョア・パンドーズが他の選手を圧倒し、スコアリング・サークルに向かって一人で疾走したときこそが試合の見せ場であるようですね。
【ブズカシに掛かる費用や用品について】
ブズカシで使われる馬はブズカシ用に鍛えられている馬が基本となる様です。
服装などもアフガニスタンらしい上下のブズカシ用にできた服であったり、帽子もあるようです。
金額などは残念ですが載っていないようでした。
【ブズカシが出来る場所は?】
残念ながら日本ではブズカシが出来る場所はなく、認知度も低い競技のようです。
ブズカシが出来るのはアフガニスタンがほとんどとなります。
少し変わった競技ですので違和感もあるかもしれません。
実際大会の映像を見てもわかりにくいところが多いです。
しかし、一度は体験してみたいものですね。
【ブズカシの動画】
|
|