昭和の【柔道】で学んだ大切なこと | 競技人口が少ないマイナースポーツ応援団
昔昭和37年位に、柔道一直線,姿三四郎、柔道一代、などTV白黒時代でしたが、私たち少年はみんな柔道にあこがれて強くなりたい気持ちが充満していました。
【高校一年生で柔道クラブに入門】
私は高校一年生のときに町道場の柔道クラブに入門しました。
体はその時代では少し大きいほうでした。
中学の時は陸上部でしたので足腰は大分と鍛えたつもりでした。
さて新しい柔道着を購入してもらい白帯でまだ着方、帯の締め方から厳しくおしえられました。
師範はこの地方でも厳しい人ですごく緊張して体がカチカチでした。
- まず礼の仕方ですが、きおつけからの状態から礼の動作です。
- これがなかなか難しい、きおつけはまず中指をズボンの折り目をイメージして折り目の線に中指を添わす、そして礼と共に太ももに手のひらをそわしていく、この動作を何回も何回も稽古します。
できない人は大きいだ声で叱られます。
これは町道場なので大人も子供もありません。
できるようになるまで行います。
【礼や正座は大事】
礼は特に大事で、礼に始まり礼に終わる事が特に大事です。
最近の大きな試合でも礼がきちんとできる選手は強い感じがしますね。
相手がいなければ試合になりませんね。
相手に対してお互い敬いますね。
さてその次は正座の稽古です。
- 正座をするときは足の親指を交互に重ね左右の膝の間隔は握りこぶしふた握りをあけます。
- そして肩の力を抜きます。
- 顎を少し引き、口は閉じます。
- 鼻呼吸でゆったりと舌は上あごの歯の付け根に置きます。
- 黙想との掛け声と共に道場はシーンとなります。
- 代表が黙想終わりと掛け声するまで続きます。
- 正座から立ち上がるにもまず親指を立て右足から立ちます。
- そして左足です。
- 立ち姿は肩幅の幅で立ちます。
この動作がスムーズに進むまで何度も何度も約2週間行います。
まだまだ受け身動作までは見学の精神です。
先輩たちが受け身を軽やかに稽古するのを正座しながら学びます。
ほんとに今のスポーツ柔道と違い勝ち負けよりもひとつひとつの動作を重要視していた本当に柔の道でした。
おかげで体も強く精神も強くこの年齢まで来ました。
もちろん有段者です。
【昭和の柔道の動画】
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