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“平和的”なゲームというアイディアを具体化して生まれた【チュックボール】のルール、費用、必要な道具など

“平和的”なゲームというアイディアを具体化して生まれた【チュックボール】のルール、費用、必要な道具など | 競技人口が少ないマイナースポーツ応援団

チュックボールは1970年にスイスの生物学者H・ブランドは『チーム・ゲームの科学的批判』という論文を発表して従来のゲームは“平和的でない”と訴えた際に“平和的”なゲームというアイディアを具体化して生まれたのがチュックボールです。

現在ではイギリス、フランス、スイス、スペイン、台湾などで広く楽しまれて世界大会も開催されているようです。

日本では1980年に台湾師範大学の方瑞民教授によって初めて紹介されたようです。

【チュックボールの基本のルールについて】

各チームは試合開始時に4人以上いなければならなりません。

4人いれば試合は成立しますが3人以下になると中止となります。

  • ボールを3回パスするうちにチャンスを見つけてネットにシュートします。
  • シュートすること自体では得点にはならなりません。
  • ネットは弾力があるので、ボールがはね返ってきて、守備側のチームははね返ったボールをノーバウンドでキャッチしなければなりません。
  • キャッチに失敗したらシュートしたチームの得点になります。
  • キャッチに成功したら得点には関係なく守備側のチームが今度は攻撃側になります。
  • 相手がパスするのを妨害したりパスするボールを奪うことは禁止されていて、守備側のチームはシュートされたボールの落下地点を予測して守備位置につきます。
  • 攻撃側のチームははね返ったボールをキャッチされないように角度をつけたりし落下地点を予測しにくくします。

【チュックボールに掛かる費用や用品について】

チュックボールには公認のチュックボール(外周55~60cm、重さ450g)が必要になります。

対象者に応じてはバレーボール、スポンジボールなども使用できますので、あるものでも出来ます。

ネットは95~100cm×95~100cmの正方形でネットがゴムで鉄枠に強く張られている専用ネットを用いります。

土、芝などの上では付属のペグでしっかり固定し、体育館などではガムテープなどで固定します。

あと、得点板とゼッケンがあれば行えます。

【チュックボールが出来る場所は?】

チュックボールは体育館、グラウンド、芝地などどこでもできる簡単なスポーツです。

ワン・ネット・コート(15~20m×15~20mの正方形)や ツー・ネット・コート(30~40m×15~20mの長方形)が作れる場所で公認競技会のコートは40m×20mとされていますがバスケットボールのコートでもできます。

チュックボールは日本ではあまり馴染みないスポーツかも知れません。

小学校の活動などで体験された方もいるかも知れません。

公式的な活動はないようで、チュックボールを行っている団体や大学などではありそうですね。

ルールとしても平和的かつ紳士的なスポーツですので、一度体験してみたいです。

【チュックボールの動画】


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