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小説『ハリー・ポッター』シリーズなどで、魔女などが空飛ぶ箒に乗って行う架空の球技【クィディッチ】のルール、費用、必要な道具など

小説『ハリー・ポッター』シリーズなどで、魔女などが空飛ぶ箒に乗って行う架空の球技【クィディッチ】のルール、費用、必要な道具など | 競技人口が少ないマイナースポーツ応援団

クィディッチは、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズ、およびその派生作品に登場する、魔法使いや魔女が空を飛ぶ魔法の箒に乗って行う、架空の球技です。

またこれを元に現実世界で行われている競技もあります。

クィディッチの基本のルールについて】

  • 公式ルールでは7名の選手で構成されたチームが2チームで計14名で対戦します。
  • 審判は主審1人と線審数人で競技場所は「ピッチ」と呼ばれる専用のものが使われます。
  • 競技時間中に、クアッフルを相手チームのゴールに投げ入れて得点を競います。
  • ただし、スニッチを捕るとボーナス得点が得られる為クアッフルによる得点が低くても、この得点差以内ならば逆転可能です。
  • ゴールは各チームに3つずつあり、旗の先に輪横向きに取り付けた虫取り網のような形をしていて公式ルールでは1883年に先端部分の形状が変更され、現在のような金属製の輪になったようです。
  • 競技時間は何分とは定められていないようで「どちらかのチームのシーカーがスニッチを捕るまで」ということです。
  • ただ、両チームのキャプテンの合意がある時はこの限りではないようです。
  • 過去には1試合が3ヶ月も続いた例もあるらしいようで、交代選手を投入し、正選手は睡眠をとったという感じです。
  • つまり、点差が150点未満であればスニッチを捕まえたチームが勝つが、一方で点差が150点を超える場合は、負けているチームがスニッチを捕まえることは、戦略上はありえないみたいです。

クィディッチに掛かる費用や用品について】

まずほうきが各選手に1本ずつとクィディッチ競技用とされる飛行用ほうきは、魔法界における(実用)飛行用ほうきでは最高級品とされているようです。

次にボールです。

クィディッチで使われるボールは3種類あり、それぞれ異なる役割を持ちます。

クアッフル(1個)=直径30センチほどの革製の赤いボール。

縫い目はなく、これを相手ゴールに入れると10点になります。

片手で掴むための「握り呪文」と、落下速度を遅くする呪文がかけられています。

ブラッジャー(2個)=クアッフルより少し小さい鉄製の黒いボールで、直径は10インチ(25.4cm)。

自由自在に飛び回り、最も近くにいる選手を無差別にほうきから叩き落とそうとする。

通称「暴れ球」です。

大昔は大きな石に魔法をかけた物だったが、打たれて砕けた破片がてんでんばらばらに選手を追い掛け回してしまうために割れないように鉄に変更されたようです。

スニッチ(1個)=胡桃くらいの大きさの金属製の金色のボールです。

ピッチ内を縦横無尽に飛び回り、これを捕った選手の所属チームに150点が与えられ、同時にゲーム終了となるようです。

銀色の羽(映画では金色)があり、空中を素早く飛びます。

稲妻のようなスピードで正確に方向転換することができ、捕るのが非常に困難です。

そのためスニッチを捕る専門のポジション「シーカー」が設けられています。

古くはスニジェットという同形の魔法生物が使われていたが、乱獲され絶滅危惧種となったため、その魔法生物に似た特徴のボールが開発された。

スニッチはスニジェットと異なりピッチ内にとどまる魔法がかけられています。

後はクラブ(ビーター1人につき1本ずつ)とビーターが味方のチームに近付いたブラッジャーを打つ為に使う、魔法で強化された木製の棍棒です。

クィディッチが出来る場所は?】

そんな空想の中のクィディッチですがマグル・クィディッチという名で2005年に原作のルールを元にバーモント州ミドルバリー大学で校内リーグとして始まったようです。

当然、魔法を使っての飛行は出来ないですがほうきに跨り競技を行うようで、2007年11月11日にはミドルバリー大学とハッサー大学との間で最初の大学間の試合が行われたようです。

400以上の大学や300以上の高校にチームが結成され、そのほとんどはアメリカの45州に拡がっているほか、ドイツ、イギリス、カナダ、メキシコ、ブラジル、コロンビア、ペルー、フランス、韓国、オーストラリア、ニュージーランドなどにもリーグやチームが現在では存在しています。

ちなみにルールについてはピッチは縦60ヤード、横36ヤードの楕円形で、選手はほうきを股の間に挟んでボールを奪い合い、地面に立てた棒の先に輪の付いたゴールにボールを入れることで得点しまた、腰に小さいボールを付けたスニッチランナーがフィールドを走り回りこれをスニッチに相当しています。

獲得しても30点しか手に入らないようですが、 得点に使うものとは別のボールをぶつけることで敵を妨害することができるようです。

映画の中で行われていたクィディッチがルールなど明確に存在し、海外では校内リーグにまでなっているなんて夢のようですね。

日本では全くと言っていいほどクィディッチは行われていないので、アメリカへ行った際はぜひ見てみたいものです。

クィディッチの動画】


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