専用のそりに乗って、氷が張ったコースを滑走、タイムを競う競技の【ボブスレー】のルール、費用、必要な道具など
ボブスレーは、独特な形状と機構を持つ専用のそりに乗って、氷が張ったコースを滑走、タイムを競う競技で、ウィンタースポーツの一つです。
最高速度はなんと130km/h – 140km/hに達し、「氷上のF1」と呼ばれています。
【ボブスレーの基本のルールについて】
- 競技は1台ずつで行われます。
- 選手は呼吸を合わせながらそりを押して走り、加速をつけて素早く乗り込み、押す距離は約50~60mです。
- この時、1人でも乗り込めなかったら失格になります。
- あとはドライバーがハンドルを操作、残りの選手は空気抵抗が少なくなるよう頭を下げ、約1300mの曲がりくねったコースを滑降、タイムを計ります。
- スタートダッシュでどれだけ加速できるかが、勝負を大きく左右します。
- また、選手の技術だけでなく、そりの性能の差も勝敗の鍵を握ると言われています。
- そり本体と選手の体重を合わせた合計重量には制限があり、男子2人乗りは390kg、男子4人乗りは630kg、女子2人乗りは340kgとなっていて、競技は2日間に4回滑り、順位を決めます。
【ボブスレーに掛かる費用や用品について】
ボブスレー用のそりは、鉄製のシャーシに流線型のFRP製カバーをつけたもので、前方にハンドル、後方に停止用のブレーキを備えています。
ブレーキはフィニッシュまで使えません。
前方と後方の左右に、ランナーと呼ばれる刃(エッジ)を計4枚備えており、それで氷面を滑走する。
前方のランナーは舵になっており、ドライバー(パイロットとも言う)が操るハンドルと連動して左右に振ることができます。
ボブスレーのそりには2人乗りと4人乗りがあるようですね。
近年では、競技向けボブスレー用そりは空気力学の観点からの研究開発が進んでおり、バンクーバーオリンピックではイタリアチームがフェラーリ製や、ドイツはBMWの開発協力によるものを使用するなどレーシングカーの開発とよく似た開発競争が繰り広げられているようです。
日本でも長野オリンピックの際には童夢の協力によるボブスレーの開発が構想されたことがあるが実現せずに終わったこともあるようです。
ただし2012年には童夢の関連会社である童夢カーボンマジックが東京大学や東京都大田区の中小企業らと共同で女子用の二人乗りボブスレー・通称「下町ボブスレー」を開発して、同年12月に試走を行ったようです。
【ボブスレーができる場所は?】
ボブスレーが体験できる場所は残念ながらないようです。
時速何百キロにもいたるボブスレーですから、よほどの経験者、練習者でないとダメでしょう。
ボブスレーににたスポーツはあるようですので、そういったスポーツをすることで体験していただけたらいいと思います。
オリンピック競技のボブスレーですが、迫力とスピードに誰もが興奮するスポーツでしょう。
興味のある方はレースを見てみるといいかもしれませんね。
【ボブスレーの動画】
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