ブラジルの伝統的なゲーム「ペテカ(Peteca)」を基にドイツにて改良された【インディアカ】のルール、費用、必要な道具など
インディアカは、旧西ドイツで考案されたスポーツです。
最初のインディアカは、1930年代末にケルン(ドイツ)のドームに近いスポーツシューレ(スポーツ学校)で行われていました。
その指導者はスポーツ教師のカールハンス・クローン(KarlhansKrohn)氏で、1936年にブラジルの伝統的なゲーム「ペテカ(Peteca)」をドイツに持ち帰り、その用具に改良を加え、インディアカゲームを考案したのです。
インディアカの名称の由来は、「インディアン」と「ペテカ」であり、その合成語としてインディアカが生まれたようです。
【インディアカの基本のルールについて】
- インディアカは羽根の付いた特殊なボール(「インディアカボール」)を手で打ち合う、バレーボールタイプのスポーツで、インディアカボールは、ラケットなどを用いずに直接手で打ち合うことも大きな特徴です。
- ボールに付いている羽根は、小さいボールの滞空時間を長引かせることと、ボールをねらった方向にまっすぐにとばすことができる両面の作用があります。
- 意図した方向に正確に、ゆっくりと飛ばすことも、速いスピードで飛ばすこともできます。
- しかも直接手で打つために、よりコントロールしやすく扱いやすいという特長があり、特に羽根によってスピードが緩和されることは、たとえボールに不慣れな初心者であっても、恐怖心を覚えずにプレーに加わることができるという、初心者に優しいスポーツのようです。
- このようなボールの持つ特徴によって、インディアカは初心者から熟練者までさまざまなレベルの人たちが、それぞれの技術、能力に応じて、遊技的なゲームから高度な競技にいたるまで、多様なゲームを行うことができるのです。
【インディアカに掛かる費用や用品について】
インディアカをするにあたって必要なものは、インディアカボール。(赤い羽根付きのボール)
一見なんでもない用具のようですが、ボールの部分と羽根との重量や大きさのバランス、その形態、材質、製作方法などの面に国際的なパテントが確立されており、「インディアカボール」は基本、ドイツ製のものを輸入して販売されています。
パテントの問題と同時に、ドイツスポーツ連盟の公認トリム用具であることからも、ドイツ製のものが最も信頼の高い用具のようです。
形態は、高さ約25cm、重さ約50gです。
2つめはポールで、日本インディアカ協会公認のインディアカ専用ポール(185cm~225cmに対応)または、既存のバドミントンポールその他に補助ポールを接続してルールに対応できるポールを使います。
3つめはネットです。
日本インディアカ協会公認のインディアカ専用ネット(長さ6.10m、丈70cm~90cm)または、バドミントン用ネットを使います。
その他にも、日本インディアカ協会が公認している審判用ホイッスル、線審用フラッグ、審判台、得点表示板などを使います。
日本でのインディアカ競技に掛かるものは、通販などでも数多くの売られているようですね。
【インディアカが出来る場所は?】
主に、石川県ではインディアカの大会なども行われているようで、学校などの行事であったり、サークルなどで知られていることも多そうです。
そんなインディアカですが、他県でも徐々に認知度が上がってきているスポーツなので、一度は体験してみたいです。
【インディアカの動画】
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