【スポーツ体験談】レクレーションスポーツ!インディアカとは?
〔大学の体育実技の授業で〕
昔の大学の授業では、体育実技が必修でした。
多くの大学ではスキー合宿などの集中講義で単位認定をすることが多かったと聞いています。
ですが、私の出身大学では、そのようなお金が大学側にも学生側にもないので、普通に体育の授業を時間割に入れてやっていました。
ケガをするほどまじめにバスケットボールをやったりしていました。
私たちが授業の中で教えていただき、その後もはまっていたスポーツ…。
道具を貸していただいて休み時間の体育館で遊んでいたのが、「インディアカ」というスポーツでした。
講師の先生が、自称初代日本チャンピオンでした。
先生は「メジャーなスポーツをやるばかりがスポーツじゃない。他人のやらないことをやって目立つのも手だよ」とおっしゃっていました。
自ら普及をするために、他大学の非常勤講師として、インディアカを取り入れていらっしゃったのです。
〔ところで、インディアカってどういうスポーツ?〕
インディアカのコートは、バドミントンコートと同じ広さです。
ネットの高さはやや高くなっています(種目により異なります)。
4枚の大きな七面鳥の羽根のついた、合成皮革製のクッションの入ったパッド「インディアカボール」を素手で打ち合います。
ほぼバレーボールのルールに準じた形でゲームを進めていくのです。
基本的に団体戦で、コート内に4人、リザーブに4人置くことができます。
…とまじめなルールでは決まっています。
ですが、体育実技の授業とか、遊びの場面では、さすがに2対2はありませんでした。
3対3とか5対5でやっていました。
また、ネットを張らずに「落としたら1本ね」と言って遊んでいたりしました。
ブラジルの「ペテカ」というスポーツにヒントを得て、1936年にドイツでスポーツとして立ち上げたクローン先生。
ネットもなしで、適当に遊んでしまってごめんなさい。
でも、あまりスピードが出ないように設計されて、素手で打つからコントロールもしやすいあのボール…。
日頃、机に向かって本を読んでばかりで体がゴリゴリの私たち学生。
そんな私たちにとっては、ちょうどいいスピードを出してくれたのです。
だから、私たちの学科では、みんなインディアカが大好きになりました。
〔インディアカの動画〕
〔レクリエーションスポーツの一環として〕
今回、日本インディアカ協会のホームページ(http://www.japan-indiaca.com/)で、あらためて勉強させていただきました。
残念ながら、先生の「全日本チャンピオン」の件は確認できませんでした。
ですが、派手さはないけれど、日本の地にしっかりと根を張ったスポーツになっていることがわかりました。
インディアカボールは、現在、日本レクリエーション協会のホームページを通して購入することができます。
しかし、まだ国体の種目にはなっていません。
このことからわかるように、現在の日本では、インディアカは「レクリエーション」としてみられています。
本筋の(というと言葉は悪いのですが)スポーツ扱いはされていないのが少し残念いに思われます。
しかし、みんなでひとつのボールを懸命に追いかけ、からだを動かし、笑ったりくやしがったりする…。
そういった点に関しては、インディアカは他のスポーツと質的にはまったく変わりはありません。
今は縁あって卓球をやっている私。
ですが、「インディアカ」という言葉の響きにはなんとなく敏感に反応してしまいます。
インディアカをやるチャンスが近所の体育館である、といったら、おそらく足を運んでしまうだろうと思います。
あのころハマった、あの気持ちは何年たっても忘れられないものがあります。
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