中国で生まれた中国武術をもとにしたスポーツ【武術太極拳】のルール、費用、必要な道具など
武術太極拳は中国で生まれた中国武術をもとにしたスポーツのようです。
中国および国際的には武術(ウーシュー、Wushu)と呼ばれていて、日本では「武術太極拳」という名称となりました。
中国四千年の歴史のなかには「武術」、「医術」、「養生法」などの歴史は紀元前に遡り、「太極拳」も武術の流派のひとつです。
太極拳そのものの起源は明代末、清代初(1640年代)と言われていて、三百数十年前にできたものなんですね。
しかし、太極拳の運動の哲理は、「老子」、「荘子」、「孔子」、「孫子」など(紀元前400~600年頃)の思想の影響を受けているもので、中国の古代から連綿と伝わる智慧と文化に基づいて、幾多のすぐれた武術家によって作りだされたものが太極拳です。
これらのことから太極拳は「哲学拳」とも言われているようです。
【武術太極拳の基本のルールについて】
太極拳の練習法には、「形練習」といって一人で形の練習をするものと、「推手(すいしゅ)」 という相手と組み手で技を競うものの二通りがあります。
また、呼吸を整え、体をゆるめ、意識を集中するために「站椿功(たんとうこう)」=「立禅(りつぜん)」などの練習も行います。
健康法として、大部分の人は主に「形練習」を練するようで、熟練者は、徐々に「推手(すいしゅ)」の練習も行うようです。
「形練習」では、
- 姿勢をまっすぐに保ち、ゆっくりと伸びやかに動くこと。
- 心を落ち着けてリラックスし、体の筋肉や関節を緊張させず、柔らかく、軽く、ゆるめて動かすこと。
- 動作の前に意識が先行する=「意識で動作を導く」こと。
- 呼吸は動作に合わせて、ゆっくりと自然に行うこと。
で、無理のない全身運動になり練習中も、終わったあとも、気持ちがいい運動として行えるものだと思います。
これらの「形練習」は、体に無理な負担をかけず、体力に合わせて行うことができますので、年齢・性別を問わずだれでもが練習し、どこでも、いつでも楽しむことができる生涯スポーツですね。
「推手」では、
- 相手の力を利用して相手を倒し、巧妙な技を練習します。
「形練習」よりも高度な意識集中が求められますが、練習をする二人が、互いに柔らかい力のバランスを感じとり合いながら行うので、危険度が少なく、より深い興味が得られ、健康効果も高まります。
【武術太極拳に掛かる費用や用品について】
武術太極拳では練習などは動きやすい軽装で行えます。
とくに道具などは使わないため、誰でも気軽に楽しめることが出来ると思います。
【武術太極拳の出来る場所は?】
日本では武術太極拳を取り入れている団体は数多くあるそうです。
ゆっくりした、安全性のある運動だからこそ子供からお年寄りまで幅広く楽しむことの出来る運動といえます。
たまに公園などで、武術太極拳をしている団体などを見かけることは日本でも多いのでは無いでしょうか。
道場などに行けば、無料で見学させてくれるところもありますし、現在では武術太極拳の普及に力を入れているようなので、始めやすいスポーツかもしれません。
興味のある方は、ぜひ機会があれば体験してみてください。
【武術太極拳の動画】
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